「子は鎹」について
「子は鎹」について花花寄席のプログラムの載せました。その文章をこちらに転載します。
文華が演じます「子は鎹」。古い落語ファンにとりましては、
六代目笑福亭松鶴師匠の名演が思い出される演目です。
文華も、六代目松鶴の型で演じることと思います。
「子は鎹」は、「子別れ」ともいい江戸で生まれた落語です。
作者は江戸時代末期に活躍した初代春風亭柳枝で、亀吉という名前は自身の本名を使ったと
いわれています。
柳枝作では、母親と子供が一緒に暮らしていますが、それを三遊亭圓朝が
「女が子連れでは生活できない」と当時の世相を反映させ
女房が子供を残して出ていくように改作しました。
これを大阪に持ってきたのは、二代目三遊亭圓馬でした。
圓馬は名人の誉れ高く二代目圓朝の最有力候補だったようですが、
四代目圓生との折り合いが悪く明治24年上方へやってきました。
「空堀の師匠」と呼ばれ圓朝譲りの人情噺を演じ、
その存在は大阪人の誉れだったといいます。
圓朝から圓馬、そして上方の名人上手の手によって磨き上げられた「子は鎹」。
文華がどのように演じるのか、楽しみですね。



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